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くじらの絵に短歌を詠んでいただきました

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自由律俳句、そして短歌を詠んでいる 天坂寝覚さん( Twitter @sin_kaku)に、 くじらの絵に短歌を詠んでいただきました。 「緩慢な死のような暮らしだ( くじらのはらの中で溶けてゆきたい) 」 今後、このくじらの絵を展示会にて発表する際には、 キャプションにこちらの短歌を掲載させていただきます。 物語が、世界が倍以上広がるうたを詠んでいただき、 誠にありがとうございます!

自由律俳句まとめ 7月

寝てない私だけ昨日が続いている ハートのうちわで虫たたく 君と生理痛重なるリビングデッド 折り曲げた太ももじっとりカーテンは揺れていた ミイイインときてミィィ…ンのあたりが電子音 切れぎれに試し鳴きみっみっみっ まっさらの麦藁帽子でどこまでも歩く
 お囃子の調子で腹痛
 涼しい風吹いてオレンジの街灯つく道
 ぼとぼと雨屑おとしたあとの静けさ冷やり
 赤いスープ飲んだ帰りの月があかい やる気なく広がる熱帯夜 お茶の顔が疲れてる26時 交換したサイダーの泡一回鳴って消えたよ 寝ぼけ眼にこびりつく熱帯 悪態つく苺大福ほおばりたい 夏が胸ぐら掴んでる ぶつかる膝と膝が夏めく まだ走りたい声に染まる夕暮れ