マスク展を見た


東京都庭園美術館で開催された「マスク展」を見に行った。
会期:2015年4月25日(土)–6月30日(火)
会場:東京都庭園美術館(本館・新館)

民族資料(資料と言うと語弊がありそうだけど、なんと言えばいいのだろう?)に触れると「なぜ人間は創造するのか」という、永遠に解けそうにない問題の解答が得られそうな気がする。気がするだけ。信仰している宗教はないし、信仰心なんてこれっぽっちもないけど、それでも「祈りを捧げる」という行為はとても美しいと思う。

死者の魂に、食べ物を与えてくれる大地に、生きている私たちに祈りを捧げる、その儀式のために作られた道具がアートになる。現代でも生活のあちらこちらにアートが転がっていると思うけど、私はなかなか気付けないでいる。

人類が初めて創造したアートは「歌」だと勝手に思っていて、そのあとに「踊り」、それらの記録を残すために「絵」が描かれるようになった…と、なんのソースもなくそう感じているんだけど、実際どうなんだろう?死を認識したとき、祈るために宗教が生まれて、宗教から芸術が創造されたという説に共感しているから、勝手にそう思っているんだけど。

マスクについて全然語ってねーじゃねーかって感じですが、約200年前から現代までのマスクを約100点が飾られていて圧巻だった。それらのマスクについての詳細な情報はあまりなく、民族資料をアートとしての側面から展示するため、博物館的にならないよう情報は削ぎ落としたのだろうと解釈。洗練された内装もあって、とても美しい空間だった。