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文学フリマ東京第二十三回 出店しました

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11月23日(水祝)に開催した「文学フリマ東京」第二十三回、無事終了しました。 お越しいただいた皆様、ありがとうございました。 今回は私の個人サークル「njet,njet」と、「コスモ・カフェラテ」、「マルカフェ文藝部」の3ブース合体スペースで出店。 njet,njetの新刊は、「おすし-サーモン 完成版」(中川マルカ著・なかの真実挿絵)。 前回の未完成版をお買い上げの方で、受け取りに来てくださった方は2名だけ! たぶんまだ完成版を受け取られていない方は居らっしゃると思うのですが…。完成版、ぜひご覧ください~! 今回初めて手にとって下さった方もありがとうございます。 二度ブースにお立ち寄りいただき、購入してくれた方もいらっしゃいました。 棕櫚と併せて手に取ってくれる方が多く、ビジュアル担当の身としては、仕事を果たせたかなと自画自賛してみたり…。 本の内容紹介はこちら コスモ・カフェラテは今回初出店。「阪入文庫」と「THE BEATLESの聴きどころ」を頒布。 「THE BEATLESの聴きどころ」はアルバムジャケットに関連した表紙デザインだそうで、 ビートルズファンは一発で食いついて、セット買いされていました。 ワカル人にはワカルというニッチな同人誌…。 「阪入文庫」は、カフェラテ・イリエさんと阪口さんとの文芸ユニットが発行している同人誌です。 今回は創刊号とのことで、本編の続きが楽しみです。 カフェラテ・イリエさんと! マルカフェ文藝部は、新刊「棕櫚 第5号」と既刊、企画短編集「えんにち」を頒布しました。 「棕櫚」第5号は持ち込み分、完売したそうです。やったね! 号を増すごとに厚さが増している「棕櫚」ですが、内容の濃さは倍率ドン!です。 手前味噌ですが、どんどんクオリティが上がっていて、 参加作家それぞれがそれぞれの世界観をより深く掘り下げて表現しています。 作家たちがこうしてのびのびと表現し、発表できているのは、その土壌をつくっているマルカフェと、 まとめ、形にしている編集長・中川マルカさんのおかげです。 本の内容紹介はこちら 以下、私の個人的考えですが、マルカフェ文藝部という「部活動」の良さは、 人数が少

11月23日文学フリマ東京第二十三回 出店

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今年の5月 に続き、11月23日文学フリマ東京第二十三回にも、続けて出店します! 来年は個人出店する予定がないので、同人イベントを満喫したいと思います。 新刊は中川マルカさん著作の「おすし-サーモン」です。 前回も出したから既刊じゃないかって?いいえ新刊です!なぜならついに完成したからです! 発行日は7月のNY展だったので、私自身新刊の気分ではないのですが笑、 前回の挿絵はラフのまま入稿の未完成版でしたので、今回は清書した完成版を頒布します。 未完成版ご購入された方は、今回の完成版を無料でお渡ししますので、まだ手元にない方はお声かけくださいね。 おすし-サーモン マルカフェ文藝部発行の掌握小説集「おすし」。本編には、8名の作家による、8編の物語を収録。すしネタを冠した作品タイトルは、こはだ/たまご/トロステーキ/サーモン/イカ/カルフォルニアロール/ふく/赤貝。表紙絵には、8ネタ全てが網羅されています。その中の「サーモン」(中川マルカ著)を取り上げて、挿絵をつけました。 本著はAmazon Kindleでご購入いただけます。 http://www.amazon.co.jp/dp/B00KYBAKN2 ー作品解説ー 「なあ、川に戻るの、何で」。産卵のために、命を懸けて川を上ることに疑問を持った一匹の鮭。安住の地を求め、故郷の石狩川へ帰ることをやめた鮭たちは、海に留まることにした。一方、鮭の消えた川に翻弄される熊のタケとイチ……「鮭の場合」と「熊の場合」の二つのエピソードからなる掌握小説。鮭の視点と熊の視点、それぞれのドラマを挿絵にしました。 文:中川マルカ/絵:なかの真実 企画:マルカフェ文藝部 判型:B6 32ページ 価格:500円 --- 第二十三回文学フリマ東京 ブースNo:イ-43,44,45(2F) サークル名:マルカフェ文藝部/コスモ・カフェラテ/njet,njet 合体スペース 日時:2016年11月23日(水祝)11:00~17:00 会場:東京流通センター 第二展示場 アクセス:東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分 また、マルカフェでもすでに夏から委託販売させていたいております。 文フリ行けないよーというかたは、ぜひマルカフェにもお越しくださいませ。

マルカフェ文藝部「棕櫚」第5号 11月発行

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マルカフェ文藝部から年に一回発行している、総合文芸誌「棕櫚」第5号 11月に発売します。 今号の特集は「挿絵と物語」。 初のマルカフェ文藝部×マルカフェ美術部のコラボレーション特集です。 文藝部に投稿している作家の小説作品に、美術部の作家が挿絵を描きました。 重厚なアート文芸誌となっています! マルカフェ文藝部「棕櫚」第5号 総合文芸誌/A5/156頁/2016年11月発売 発行:マルカフェ文藝部 編集:中川マルカ 表紙デザイン・イラスト:なかの真実 価格:700円(税込) 棕櫚第五号/参加作家&掲載作品一覧 ・天ヶ瀬幹夫 「桜鱒もしくは山女魚の場合/『サーモン』返話」(小説) ・石川友助 「スパイス」(小説) ・ 岡崎友則  「錆の街の商店街」(グラフィック) ・ KazuTabu  「スパイス『キムラ郡キムラ村』『山の神ンガイ』」(挿絵)/「Resurface-d」(詩・随筆) ・ カフェラテ・イリエ  「私立探偵富頭冴シリーズ第二弾『尾行対象者』」(小説) ・ かめやままあ  「土佐山日記黎明編・中」(漫画) ・くりまる 「香港酒宴」(小説・挿絵) ・sheeno 「オーケストレーション」(挿絵) ・津川智宏 「妖しの門」(漫画) ・ 寺澤智恵子  「gate」(銅版画) ・中川マルカ 「おとなひ」(小説) ・ なかの真実  「私立探偵富頭冴シリーズ第二弾『尾行対象者』」(挿絵) ・ ナマハゲ  「オーケストレーション」(小説) ・hunton 「おとなひ『キミエ』『エマ』」(挿絵) ・ 水野行雄  「マルカフェおしゃべり講座『イラストの話』Q&A」(インタビュー)、「サラトガ」(イラスト) ・ 武藤麻衣  「Animals」(写真と物語) ・ 森瀬 一琉  「バブル/ハニーカステラ、キャラメルポップコーン続編」(小説) 本編のあらすじはマルカフェブログでご紹介されています。 http://ameblo.jp/malucafe/entry-12214942917.html 私はカフェラテ・イリエさん著「私立探偵富頭冴シリーズ第

神奈川県大磯町立「大磯町郷土資料館」 常設展内グラフィックイラストを担当

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神奈川県大磯町立「大磯町郷土資料館」 が2016年11月3日(木祝)に、リニューアルオープンしました。1988年10月に大磯城山公園(じょうやまこうえん)内に建設された同館の外観は、三井財閥本家の別荘「城山荘」(じょうざんそう)の雰囲気を伝えています。館内は、従来の大磯の考古・自然・民族に加え、別荘地としての大磯という、新たな展示物を設置。太古から近代までの大磯の暮らしを紹介しています。 大磯町郷土資料館 外観(撮影は昨年10月のものです) リニューアルのミュージアムデザインは、同館オープン時にも手掛けられた空間デザイナーの田中俊行さんがご担当されました。 空環計画研究所のHP 展示物は4つのテーマに分類され、それぞれのテーマを表すビジュアルイラストが掲げられています。学芸員の先生方の研究の表象をビジュアル化するということで、イラスト制作に携わりました。 デザイナーの田中さんからはデザイン面、学芸の先生方からは科学面でのご指示をいただき、何度も修正を繰り返し忠実に学芸資料をビジュアル化しました。事実と自分のタッチと、そして見た人にどう感じて欲しいのかのバランスを取るには、まず資料と先生方の考えと、アートディレクションをされるデザイナーの考えを深く理解しなくてはならないので、はじめの構成作業にはじっくりと時間をかけました。 ラフ作業の前には、実際に大磯に赴き、郷土資料館内の土器などの資料を観察し、大磯の町を散策しました。ペン入れの際にも、実際に存在している(いた)ものなので実物と遜色ないよう、且つそのものが醸す雰囲気を絵画的に表現するために細心の注意を払いながら描きました。指定のモチーフと背景とタイポグラフィの組み合わせには熟考を重ね、現在のビジュアルに至ります。 館内 常設展示の様子(特別に許可をいただいて撮影しております) 以下、イラストについての解説です。  いにしえの暮らし メインとなる土器は縄文時代の注口土器(ちゅうこうどき)です。背景は弥生時代の深鉢の文様を取り入れました。主役の注口土器が背景に埋もれてしまわぬよう、描き分けに注意しました。 自然のいとなみ 大磯の象徴的な野鳥であるアオバト(オス)が、海辺で海水を飲みに来た様子を描写しました。