Kazu Tabu先生のドローイング講座 第一回目


Kazu Tabu先生によるドローイング講座 1回目!2017年1月30日(月)のマルカフェ美術部からはじまりました。マルカフェ美術部のはじめの30分を使ってクロッキーやデッサンの描き方を学び、研究することを目的とした時間です。

KazuTabu先生ってどんな人?という方のために、改めてご紹介します。

KazuTabu/イラストレーター
ポートフォリオサイト:http://kazutabu.com/
19歳で渡米し進学。美術大学卒業後、約10年間ストーリーボードアーティストとして勤務し、2013年に帰国し独立。現在はフリーランスのイラストレーター、またアーティストとしてもご活躍されています。現役で活躍しているアーティストの中で、なかのが一番尊敬している人のひとりです。技術・アイディア・センスはもちろん素晴らしいのですが、その源であるKazuさんの「美学」が、とても魅力的です。


第一回目は「かたちの取り方」を学びました。人物を描く際に、目鼻口などの細かい造形に注目する前に、マルや三角、四角などの図形で、頭、胴体、腕、足など、体全体をを捉えます。ここでいう「かたちを取る」ということが、今まで自分で考えていた取り方とは全く違いました。今までフワッとなんとなくのアタリをつけてから、体のラインを描いていましたが、もっとしっかりと関節や筋肉の動き、皮膚の状態や視えている側の反対側を意識的に視る必要がありました。いつもはかたちを取って描き込む時にしか、その部分を視ていなかったけれど、順番が違っていたんですね。自分が視えている場所と、視えていない場所の境界線を引いていただけだったのだと、気づくことができました。

体全体のかたちを取ったら、次は顔のパーツへ。頭全体に対して鼻と口の比率(鼻は頭に対して半分の位置、口は鼻と顎の更に半分の位置に来る)を意識して、そこにアタリ線を引く。ロジックで考えるとこの辺は簡単。

講義15分を終えたら、残りの15分で実践。Kazuさんにモデルになっていただき、3分5分を1回ずつ描く。描いたドローイングに対して質問して答えていただいたり、超濃厚で充実の30分でした。
Kazuさんの「特徴を捉え、エッセンスを抽出する」という言葉の表現が、印象的でした。瞬時にどこが特徴か理解し、それを描く。それは一朝一夕ではなかなかできなさそうですが、特訓あるのみ!これが自然にできるようになると、風景や自然物など人物以外にも適応できるようになるそうです。次回はどんなことを教えてくれるのでしょうか。楽しみです!

実践5分。3分は下手くそすぎて載せられません…!

以下、詳しくレポートが公開されていますので必見です!
マルカフェブログ
KazuTabu先生のブログ
パンタレイ・クラフト&アーツのブログ

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以下、はじめてのドローイング講座レポートなので与太話をば…。なぜドローイング講座を始めるに至ったか。
いつかの美術部の帰り道で、Kazuさんが「クロッキーやデッサンは、方法を理解すれば誰でもそれなりに上手く描けるようになる」とおっしゃっていて、「え!?そうなんですか?それ知りたいです!」と、答えたことが始まりだったような…。それは去年の出来事でしたがずっと頭に残っていて、そんな話題になるたびに「僕でできることなら、いつでも知識をシェアしますよ」と快く言ってくれていたので、去年の暮れに講師になって教えてくれませんか?とお願いしたのがきっかけでした。快く引き受けてくださって、感激です!

学生時代にイヤというほどデッサンを描きましたが(人物ではなく静物ですが)、現在は全く描いていない状況でした。2015年10月からクロッキー会 Desegnoに約一年通い、自分の基礎のなさを痛感し、改めて学ぶ必要性を感じました。また、Kazuさんのドローイングブックを拝見した時に、たくさん描いているのを目の当たりにして、上手くなるためにはもっとたくさん描かなければダメなんだ!とも実感。そんな中、Kazuさんから「いつでも知識をシェアしますよ」と言ってもらえて超ラッキー!本来なら自分で調べて何度も描いて、やっと見つけるであろう「方法」を、わずか15分の間に、言葉と実践でもって教えていただけるとは!

私はまだまだひよっこですが、たくさんのイラストレーターや作家と出会いました。出会った中で、私の尊敬する方々は、皆、私よりもたくさんの絵を何枚も描いていました。上手い人は他人よりも多く描いている。単純なことですが、それは事実です。画家だけでなく、私が習っている書家の先生も、どんなにプロの作家でも古典(基本)は常に研究しているとお話していました。どの分野においても、長く第一線で活躍するためには、「基本」を怠ってはいけないのだと、スゴイ人たちを見ていると痛感します。怠け者ですが、自分なりのペースで一枚でも多く描き、自分の表現の昇華へと繋げたいです。