自由律俳句まとめ 6月

効かない錠剤睨んだところで

透けた耳朶バイバイのとき

赤い花生けたい君の肌は南国色

分け目に上目遣い

帰りたくない束の間の青

三本の牛乳鉢合わせ

月背負って重たい雲影

うなだれて首痛める

バカ笑いしてちょっと晴れてた

濡れて太った足

霧雨湿ったジーンズ前に進めない

アレしてないコレしてない五月闇

水色じゃないと知る手が握ったみずいろ

気になる人いて髪少し伸ばす

首に巻きついたコード外してプレイリストは最終曲

イヤホンを外したら雨

湿気る肌についた跡いつ消える

女の足先に夏

飲み込んだあいつの怒りは塩辛い

六月の憂鬱白い紙にこぼれた

封筒のなか今か今かと待ってる

眼鏡の体重日に日に増える

新緑刈られ週末の部屋はあかるい

私のかたちになった靴で出かける

見つめた爪が冷たい

パンとペン おなかと紙埋める
(Malu Cafeのガーリックトーストを食べながら執筆)

シャキ コリ ムギュ がわたしの体をつくります
(Malu Cafeのサラダボウルを食べて)

濡れた砂利の音聴きたくて遠回り

マシンガントークに耐えるイカ

やわらかいあめ傘をとじた

しゃっくり しゃっくり ひきつって営業スマイル