紀伊國屋展2015 終了しました その1


5/29〜6〜25まで、紀伊國屋書店新宿本店で開催されていた「紀伊國屋展2015」無事終了致しました。お越しいただきました皆様、誠にありがとうございました。

私にとっては日本出版美術家連盟に入会して初めての展覧会参加でした。今まで小さなグループ展に出展したことは何度もありましたが、今回経験したことは「はじめて」のことがたくさんで、多くのことを学ばせていただきました。

初めて知る作家さんも多く、その原画を前にして今まで存じ上げなかったことを恥じました。第1週から第4週を通して、一番衝撃を受けたのは田代光さんの挿絵でした。皆さん雲の上の方々ばかりで私は遠く及びませんが、なかでも田代光さんの絵は、3年前にダヴィンチの展覧会でグレーデッサン(もしかしたらダヴィンチの弟子だったかも…でもスゴかった)を見た時と同じ衝撃を受けたくらい、「なんてウマいんだ!!!!」と感銘を受けました。私もあんな風に絵を描いてみたい。






田代光さんの挿絵


堂昌一さんのペン画も素晴らしいです。白と黒のコントラストがこんなにも美しいなんて。また、物語世界の躍動感。描かれた人物がどのくらいのスピードで走っているのか、克明に伝わるその描写力には鳥肌が立ちます。


 堂昌一さんの原画。肝心のペン画は撮影しておりませんでした…。

私は第1週・第3週・第4週に出展していましたが、第2週も含め全部の週に何度も足を運んだので、たくさんの先生方から絵の描き方、過去のお仕事、画材のこと、たくさんお話を伺うことができ、とても勉強になりました。先生方はどんなささやかな当たり前過ぎる質問でも快く答えてくださり、楽しい時間を過ごしました。



第2週のりものにご出展された水野行雄さんには、メイキングを詳しくお話いただきました。

第4週ミステリーにご出展された杉本一文さんにも、過去のお仕事、現在の作品、使用画材などの貴重な創作のお話から、麻雀して遊んだ阿佐田哲也さんのこと、宝クジがあたったら何がしたいかなんて愉快なお話まで、たくさん伺いました。お持ちになられていた画集を拝見させていただきながら、50歳からエッチングの創作をはじめたキッカケや、「杉本一文」の作家名誕生秘話なども、どれも興味深く楽しいお話でした。現在は海外のコレクターからのオーダーで、エッチング作品を発表されているとのこと。日本国内に留まらないご活躍は素晴らしいです。


杉本一文さんによる「横溝正史シリーズ」の表紙絵原画

杉本一文さんとの記念写真

また、在廊されている先生方の立ち振る舞いを側で見ていることも、大変勉強になりました。お客様がいらっしゃった時には必ず「いらっしゃいませ」、お帰りになる時は「ありがとうございました」と必ず言うこと、原画の売買契約の際のやりとり、売上表の管理の仕方などなど。当たり前のことですが、その当たり前が毎回きちんとできていることで、気持ちよく見ていただける空間が作られていくのだなぁと感じました。展覧会を作っていくのは作家自身なのだと、頑張っている先生方を見てそう思いました。

こんな素敵な発表の場をいただけて、素晴らしい先生方の作品と自分の絵が同じ空間に展示され、たくさんの先生方とお話ができて、質問もできてアドバイスもいただけて、得るものばかりの1ヶ月でした。日本出版美術家連盟に入会して、本当によかったと心から思います。まだ入会して1年も経っていませんが…。

会期中に開催された交流会での記念写真。一生の記念です。私は透明マニラ10周年記念テキスタイルのワンピースを着ています笑(宣伝…)。


展覧会の様子









次回の日本出版美術家連盟主催の展覧会は、8月10日(月)〜15日(土)に開催される「TRAVEL WITH ART〜旅するアート〜」というテーマの企画展です。もう2ヶ月切っています!笑。もちろん私もまた出展致しますので、ぜひまた遊びにいらしてください!
この度は誠にありがとうございました。

私個人の作品についての感想はコチラ→紀伊國屋展2015 終了しました その2