マルカフェ美術部 第三回開催!


月に一回開催される、アートを実践し楽しむマルカフェ美術部。第三回を開催しました。

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テーマ「昼間の光でマルカフェを描いてみよう」

【概要】
●日時 11月30日(月)12:00-13:30(制作)/13:30‐15:00(講評)
●場所 Malu Cafe (マルカフェ)
●内容 昼間の光でマルカフェを描いてみよう。画材は、平面であれば何でもOKです。
●会費 
①制作のみご参会:1,500円/名様(ワンドリンク、税込)
②制作・講評参加:2,500円/名様(ワンドリンク、お食事、税込)

1.画材などについて
①画材は、各自ご持参ください。
②用紙は、当日会場で実費購入可能です。
・KMKケント A3:60円/A4:30円
・水彩画用紙 F8:190円/F4:90円
・画用紙 F4:30円
③バケツ、パレット、ビニールシートなどは、ご用意します。
④エプロン等お洋服を守る道具は、各自ご持参ください。

2.ご飲食について
・参加費に含まれるワンドリンクは、ご制作中にもご利用いただけます。
・ドリンクの追加オーダーは、随時お承りしています。
・お食事は、講評時にご用意します。
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今回の参加者は戦艦大和などの日本の船舶イラストの第一人者である水野行雄先生、マルカさんの同級生のSさん、マルカフェ常連客のYさん、LA帰りのイラストレーター・KazuTabuさん、マルカフェのマスターとマルカさん、そしてなかのの7人でした。



とある午前のマルカフェ(撮影:中川マルカ)

初回はマルカフェのご飯、二回めはマルカフェの中の人とモチーフがマルカフェ繋がりと続いたので、三回目もマルカフェの何かを描きたいと思い、個性的な建物をモチーフに選択しました。せっかく昼の時間を指定したので、更にテーマを限定して「光を描く」としました。ざっくばらんに建物を描こうとするより、光を意識することでより「空間」が描けると思いました。



(撮影:中川マルカ)

今回も制作時間は90分。マルカフェ名物「大窓」を中心として、それぞれ描きたい「光」を探します。大窓の近くの席や、一番遠くの壁際にに椅子を置いて描いたり、中央部分の段差に座ったり、好きな場所で描きます。一つの構図を見つけて1枚だけ描く人もいれば、いくつものアングルを見つけて何枚も描く人もあり。


描き終えたら素早く片付けて(いつも私が片付け遅い…苦笑)、ご飯が登場。今回のメニューはシンガポール料理の海南鶏飯!甘酢と醤油の2種類のタレをお好みでかけて食べるらしい。私は両方かけました・笑。ご飯がすんごい美味しい!鶏肉の出汁が効いていました。牡蠣とチキンの燻製とサラダもとっても美味しかったです!腹ごしらえを終えたら講評会です。今回は部長らしく、それぞれの参加者さんの作品とともに、コメントを書いてみました(ほとんど現場で言ったことですが)。

建築のお仕事をされているSさんは、デッサンを描いたのは学生以来とのことですが、電球の写り込みと窓から射す光の対比が素敵でした。視点が鋭い!

マスターはテーブルに映った紅葉の影にスケッチブックを当てて、影をトレースしたそうです。影に様々な濃さがあったと、その発見も紙に描かれていました。しっかりよく見ているなぁと感じました。手に付いた鉛筆で紙が汚れたり、バケツの水面に浮かぶ棕櫚の葉を描いて、バケツを塗ったら失敗したと仰っていましたが、それはアートの世界では「ハッピーアクシデント」と言うそうです(by KazuTabuさん)

KazuTabuさんは「光を描く」ためにグレー調のケント紙を準備されて、光部分は白いインクのペンで描いたそうです。ダ・ヴィンチのグレーデッサンを思い出しました。普通の白い紙には光を描くのではなく、影を描いて光を紙の白を残して表現しますが、文字通り光を描かれていました。かっこいい!窓のところを失敗したので何度も白で塗りつぶしたと仰っていましたが、それがまたいい味出しています。ハッピーアクシデント!

水野先生は空間全体、大窓、大窓の下の植物と、どんどんクローズアップしていきながら何枚も描かれていました。時間の経過と共に光と影が変化していくので、それに合わせて手を動かされたのでしょうか。植物の蔦部分の光に臨場感があり、曲線が美しかったです。

Yさんは大窓ではなく、マルカフェの階段横の壁の窓3つを描かれていました。3つの窓から覗く光の色が青っぽかったり、黄色ぽかったり、強い白だったりと、それぞれ違っていたそうで、濃淡ばかりに頭が行っていましたが、光の色を見つけるというもの素敵な発見だなと思いました。

マルカさんはいつもご自身が料理をする時の眺めを描かれたとのことで、線の柔らかさとそれをなぞる黄色のラインから、マルカさん視点のあったかい、優しい、安心する、などの心情が絵から伺えました。マルカフェはご自宅でもあるし、他参加者とは違った見え方なのかもしれません。(心理カウンセラーかよって感じですが。適当に私が感じ取ったことです。)

写真で撮影
ちょっぴり濃いめに補正。

マルカフェ冬の名物昔ながらのストーブが、いいムードを演出しています…。(撮影:中川マルカ)

私は正確に描くことよりも、印象を描ければいいと思っていたら、見事換気扇と窓の位置と大きさが狂ってしまい、アチャーという感じでしたが、描いているときはとても楽しく熱中していました。いつも資料を見ながら絵を描いているので、手元というか近くを描いている感覚でいるのですが、視線を遠くにやって描くことはいつもと違って脳が研ぎ澄まされる感覚があります。
今回は新しい画材の描き心地を試したいというのもあり、紙はハーレミューレ社のボタニカル紙を使用。陰影はこれまた新しく購入したカランダッシュの水彩鉛筆HBと、グラフストーン鉛筆3B。そしていつも使っているUNIの6B。輪郭のペンはいつものコピックマルチライナー。ボタニカル紙は滑らかな描き心地でインク乗りも良かったので、大きめのパッド購入を決意。恐らく今まで使用していたKMKケント紙より経年劣化に強いと思われるので、明日世界堂へ行ってきます。


全員の作品を並べて撮影!



講評会後は水野先生に航空戦艦「日向」の図面を拝見させていただき、機能や形の意味を教えていただきました。水野先生は「構造を知らないと描けない」と仰っていましたが、ただ上辺をなぞるだけではなく、何故その形をしているのか、意味・用途方法まで隈なく全て研究尽くされているので、最早イラストレーターという枠組みを飛び越えています。というわけで…来年冬に水野行雄先生の船舶トークショーをマルカフェで開催!!されるかも。乞うご期待!!


毎回出席してくださっているKazuTabuさんの個展が12/7(月)から始まります!
楽しみです!

イラストレーター KazuTabu個展】
会期:2015/12/7(月)〜2016/1/16(土)
会場:シェリールカブレ
   〒153-0061東京都目黒区中目黒1-6-15 1F
   03-6303-1142
   中目黒駅徒歩5分
   Google Map https://goo.gl/maps/Yk33UYfeoqM2

月〜金 11:30~14:30 (14:00 ラストオーダー)
    17:30~24:00 (23:00 ラストオーダー)
 土  17:00~24:00 (23:00 ラストオーダー)
日・祝 休日(ご予約は承っております。)

https://www.facebook.com/CherirCabre/
http://cafe-cherir.com/cabre/

KazuTabuさんのHP:http://kazutabu.com/