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企画展「読んで欲しいデザインの本」終了

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● 企画展「読んで欲しいデザインの本」DMイラスト ● 会場の様子 撮影: Nacasa & Partners Inc. 日本デザインコミッティー 主宰の第733回デザインギャラリー1953企画展 「読んで欲しいデザインの本」が4月14日(金)に終了いたしました。 多くの方がご来場され、また、長い時間会場内をじっくりご覧になるお客様が多かったとのことです。 自分の展覧会ではなく、イラスト協力という形で携わりましたが、 会場内に大きく飾られた鳥のイラストも好評だったと伺い、とても嬉しく思っています。 非常に興味深い内容の企画展で、私も何度も足を運びました。 企画展のディレクションを担当された田中さんが紹介している、 カンディンスキーの本「点・線・面ー抽象芸術の基礎」が気になりました。 学生時代にカンディンスキーを習いましたが、正直、当時はあまり理解できませんでしたが、 今改めてカンディンスキーの美術論を読み返せば、絵描き視点で自分なりに解釈できるかもと思ったり。 他にはどなたが推薦していたか失念してしまいましたが、阪口安吾の「堕落論」が気になりました。 「堕落論」は有名ですが読んだことはなく、紹介文で 「ブルーノ・タウトが桂離宮を褒めたからって、だからなんだ」というようなコメント文が面白かったので、興味が湧きました。 ていうか「堕落論」て小説じゃなかったんだ…。論てついてるしな。 テキスタイルデザイナーの須藤さんセレクトの「きもの」(幸田文著)は、 文庫版が隣の物販スペースで販売されていたので買って帰りました。 他にも柏木さんご紹介の「ラインズ」というタイトルの本が、線画を描く自分には気になったり、 「デザイン本」と言ってもセレクトは様々で、なぜこの本を選んだのかコメントを読むのが面白かったです。 皆様はどの本が気になりましたか? また、会場には名刺を置かせていただきましたが(今回のために新調しました)、100枚全部なくなったそうです。 お手にとっていただき、ありがとうございました。 前回の企画展に続き、今回も展覧会のイメージビジュアルを描かせていただき、とても楽しかったです。 ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。

‪THE NORTH FACE PURPLE LABEL H/S Graphic teeのイラスト

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‪THE NORTH FACE PURPLE LABEL H/S Graphic tee(半袖)のイラストを描きました。 絵柄は西アメリカフクロウ(White)とコヨーテ(Mix Gray)です。 COOL MAXという特殊生地で、速乾性が高く涼しくドライな着心地です。‬ 4月頭に店頭発売になり、もうほとんど在庫はないそうですが…見かけたらぜひご覧ください! WEB SHOPでは、一部のサイズのお取り扱いがまだあるようです。 http://www.nanamica.com/shopping/products/detail.php… なかの真実さん( @njet2_ )画のTHE NORTH FACE PURPLE LABEL H/S Graphic tee(半袖)!やはりフクロウかわいいな!目が合うと射抜かれる!そしてなかのさん、煮干しネックレス着けてきてくれてた…。ありがとうございます…!! pic.twitter.com/jl3eZiQ7w4 — パンタレイ・クラフト&アーツ (@pantarheicraft7) 2017年4月17日 着てみるとこんな感じ。 池上のギャラリー、 パンタレイ・クラフト&アーツ さんに、  未読座談会でご一緒した際に撮っていただきました。 ネックレスはパンタレイさんで購入した煮干ネックレスです。  お気に入りで、Graphic Teeを着る時にはいつも合わせています。 男性ファッション誌「EYESCREAM」に西アメリカフクロウのgraphic teeが紹介されてます。 表紙はロバートの秋山さん・笑。 納品画像データはこんな感じでした。

Kazu Tabu先生のドローイング講座 第二回目

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KazuTabu 先生のドローイング講座。 第一回目 はかたちの捉え方について学び、今回は光と影の捉え方を教えていただきました。 陰影については高校生のときにも、最近のクロッキー会でも改めて学んだけれど(ちなみに「陰」は物体の光の当たらない暗い部分のことで、「影」は物体が作り出した落ちるカゲのこと)、これはキャストシャドウ(影)、ここはコアシャドウ(陰)、ここはリフレクテッドライト(反射光)、と、それぞれ名前をつけて説明されると頭の中で整理されて、なんだか腑に落ちたというか、そういうことだったのかと理解することができました。こうして図解されながら言葉で説明されたことって…今まであっただろうか?自分が覚えてないだけかもしれないけれど、とりあえず分からなくても描けという感じで、描いた絵に対して講評してもらっていたけれど、一番はじめに絵を学ぶ際に、言葉での説明を受けた方が早く身につくんじゃないかと、このドローイング講座を体験して思いました。と書きつつも、いや、それは教えてもらうのを待っているのではなく、資料を読んで自分から調べるべきことだったな、と学生時代の自分の怠慢ぶりを反省しました…。 家に帰ってから、教えてもらったことを改めておさらい 顔は特に、陰(コアシャドウ)と影(キャストシャドウ)が混じる場合があるだろし、陰影に明確な境界線はなく、なだらかにグラデーションがついているので、見極めるのが特に難しいんだけれど、物理的な法則を理解した上で描けば、そんなに難解ではないかもしれない、と思えるようになりました。絵を描きはじめて16年目くらいにして、やっと頭が追いついてきたという…(遅すぎる)。 講義の後は、実践。15分で人体ドローイングを描きました。今回のモデルはファイバーアーティストの Yu Cotton-well さん。体全体を描こうと試みたものの、顔の陰影をなんとか描こうと気をとられすぎて、体は全く描けませんでした…。いきなり劇的に描けるようになるモンじゃないことは分かっているので、地道にトレーニングを重ねて人体を克服したいです! こちら初参加のはるちゃんのドローイング。今年小学生になるんだったかな? しっかり顔も体も描いている! 余談ですが先日、お世話になっている星先生から、素敵な画集

マルカフェ美術部 第十五回開催

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月に一回開催される、アートを実践し楽しむマルカフェ美術部。第十五回を3月26日(日)に開催。 今回のテーマはペン画。私が使用しているミリペン、コピックマルチライナーとケント紙で描きました(愛用のペンを使いたい方は持参)。ペン画と言っても見て描くだけなので、なんのレクチャーも必要ないのですが…、自分が普段どのように制作しているかを、簡単にお話ししました。 モデルは 第六回 で描いたマルカフェの店長(チワワ♂)。前回は動く店長をスケッチしましたが、今回はじっくり描き込むペン画なので、スマートフォンやタブレットで描きたい構図で写真を撮影し、スマホ画面を見ながら描きました。こんな小さい画面を見ながら描くのか!?と思われそうですが、正直自分は見ているようでそんなに見ていないので、小さな画面で問題ありません。ここで注目して見ているのは輪郭と大まかな模様や柄なので、質感はあまり見ません。質感は想像に任せて好きに描きます。 他には、マルカフェ7周年記念に贈呈された、アート作品が如しの花束、またはご自身の携帯画像に保存してあったRCサセクション時代の清志郎など…を見ながら描き始めます。 ここでいきなり、私のいつもの制作の方法ですが、 ①構図を決め、ラフを描く。だいたいA5スケッチブックか、またはA4コピー紙を使用。ラフはアウトラインのみで描くが、そのままトレースできるレベルで丁寧に描く。 ②ラフをスキャンし、実寸で描く大きさに拡大してプリントアウトする。トレース台に載せて更に上にケント紙を重ね、マスキングテープで動かないように固定する。ケント紙には一切鉛筆による下描きはしない(消しゴムをかけると、インク落ちして線が薄くなるため)。 ③描き始めの場所は特に決めていないので、描きたいところから描く。気分を乗せるのが大事。小さいエリアを完成レベルにまで描き込んだらそこを基準にして、周囲の描き込みレベルを調整して描いていく。 ……という感じで実際には進めています。 ですが今回はトレース台はないので、ケント紙で簡単にアタリをつけてからペン入れしました。いつもよりもリラックスした雰囲気で、最初の30分くらいはダラダラお喋りしながら手を動かしまし(いつもは最初から無言で黙々と作業しています)、途中から皆

オーダー原画制作

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以前もご依頼いただいたOご夫妻に再び、オーダーいただきました。 今回はロシアのアンティークショップ「рынок времени(ルィノク・ヴレメニ)」でご購入された額に入れて欲しいとのことで、額を受け取ってから制作しました。 黒猫、パールのネックレス、ハイヒール、とモチーフをご提示いただき、組み合わせました。 何枚か描いたラフの中から、お好きな構図の絵を選んでいただき、ペン入れへと進みます。 骨董品の額縁なので、絵を入れるときには、壊さないようにと少々緊張しました・笑。 ご注文ありがとうございました!