舘野鴻絵本原画展「ぼくの昆虫記 ー見つめた先にあったものー」



舘野鴻絵本原画展「ぼくの昆虫記 ー見つめた先にあったものー」7月14日(土)オープニングに行ってきました!

舘野先生とたてのくん。

偕成社から発行されている三部作絵本「しでむし」「ぎふちょう」「つちはんみょう」の原画展示が町田市民文学館ことばらんどにて9月24日(月)まで開催中です。三部作絵本の原画のほか、新たに制作されている三部作のうちのひとつ「がろあむし」の原画の一部展示や、制作動画、インタビュー動画、復元アトリエなど、見どころ満載の展示空間となっており、何度もぐるぐる見て回り楽しみましたが、まだまだ見足りないのでもう一度伺いたいと思っています。




舘野先生とたてのくんとなかの。

印刷して完成した絵本と違い、原画にはもちろん文章がありません。ですが「絵本原画展」として「ことば」を感じて楽しめる仕掛けが展示空間内に施されています。まだオープンしたばかりなのでネタバレはしないでおきますので(笑)、ぜひ会場で体感してみてください。私は今まで絵本原画展を何度か観に行ったことはありますが、このような空間づくりの絵本原画展を見るのは初めてでした!


大パネル前は撮影可能エリアとなっています。こちらは「つちはんみょう」の見開きページの一部分。

オープニングイベントでは舘野鴻先生とケラトゴボーニ弦楽三重奏団による「しでむし」「ぎふちょう」「つちはんみょう」の生演奏付きおはなし会が行われました。アトリエや絵画講で舘野先生の読み聞かせを聞かせていただいたことは何度かありましたが、こうしたイベントで聞くのは初めてでとても感動しました。生演奏もとても素晴らしく(作曲はなんと舘野先生。絵本作家だけど音楽家でもある!?)、会場に多く集まった子供も大人も皆、真剣に絵本の世界に入り込み、虫たちのいのちの鼓動を感じていました。次回作の取材の様子などもスライドでこの日だけの限定公開でご紹介いただき、この日参加した人たちはとてもラッキーでした☆

 「しでむし」

 「ぎふちょう」

 絵本作家のかわしまはるこ先生(おはなしワンダー「あまがえるのかくれんぼ」世界文化社発行)とも記念撮影!

会期中は昆虫観察会、ワークショップ、対談、舘野鴻先生の公開制作などたくさんのイベントが目白押しです。詳細は町田市のHPからチェックできますよ!(参加には事前予約が必要です)
https://www.city.machida.tokyo.jp/…/…/20180525160010820.html

【概要】
舘野鴻絵本原画展「ぼくの昆虫記 ー見つめた先にあったものー」
会期:2018年7月14日(土曜日)から9月24日(月曜日・振休)
休館日:毎週月曜日(ただし、7月16日、9月17日、9月24日は開館)、第2木曜日
会場:町田市民文学館 ことばらんど  東京都町田市原町田4丁目16番17号
観覧時間:10時から17時
観覧料:無料
協力:偕成社


◆◆◆


……実は、オープン1週間前にお邪魔して、会場を拝見させていただきました。
舘野先生と絵画講の皆さんと一緒に(私は去年の5月からダーウィンルーム開催の「舘野スケッチラボ」でお世話になっていましたが、今年の3月から絵画講の方に移りお世話になっています)設営途中の様子や、資料やスケッチブック、絵本の構成案など、完成した原画だけでなく、そこに至るまでの過程も見ることができました。資料やスケッチブック、また20代の頃の過去の作品などは実際に会場でも見ることができます。



その後町田から秦野へ。神奈川県立 秦野ビジターセンターで、「つちはんみょう」の原画展示を拝見し(翌日秦野から町田へ原画移動されたそうです。ハードスケジュール!)、舘野先生のアトリへにお邪魔しました。今回で3回目となるアトリエ訪問でしたが、たくさんの原画を隅から隅まで、肉眼で、目の前で見せていただきました。どんなに近づいて見ても、どんな筆運びをすればこんな風に描けるのか…、私には分かりません…。美しく繊細で力強く、とにかくすごい、しか言えませんでした。


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